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2023年2月9日

先生の注目テーマは、ICTを活用した「個別最適な学び」「生徒の主体性育成」

弊社が2022年1月から12月までに、中高一貫校・高等学校の先生や教育関係者向けに開催したセミナー10件を元に、中学校・高校領域での注目テーマについてご報告いたします。

 

▽セミナー開催背景

弊社は、ミッション「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」を達成するために、「先生とともに、学びから学ぶ仕組みを創り、ワクワクする子どもを増やします」をビジョンとして掲げています。
教育の形が大きく変化している今、多くの先生が日々悩みながら生徒に向き合っています。
同じ教育に携わっていても、多忙な先生方が他校の事例や取り組みに直接触れる機会は多くありません。
そこで、全国の学校と繋がりのある私たちが架け橋となり、学校を越えた学びの場を提供することで、先生方の取り組みの一助となり、最終的には生徒の学びに貢献したいと考えています。

 

▽セミナー概要

・延べ申込人数:1715人
・開催期間:2022年1年間
・参加対象者:全国の高等学校・中高一貫校の先生、都道府県/市町村教育委員会の担当者
・開催時間:約1時間半
・内容:弊社から概要説明を行ったのち、テーマに関する取り組みをしている学校の事例発表

 

▽注目テーマ:ICTを活用した「個別最適な学び」「生徒の主体性育成」

学校の先生方と日々お話する機会の多いセールスメンバーが考える「先生が抱えている課題」をセミナーでは取り上げており、その中でも特に申し込みが多く、注目されていたと言えるのが下記のICTを活用した「個別最適な学び」「生徒の主体性育成」です。

※2022年1月から12月までに開催したイベント(Classiサービス採択有無関係なく参加可能)のテーマごとの申込数割合

 

▽注目テーマの背景考察

ーICTを活用した個別最適な学び

家庭の経済事情など、子どもを取り巻く環境を背景に、学習習慣や学習へのモチベーション、それに紐づく学力は多層化しています。加えて、コロナ禍の休校等による基礎事項定着の個人差の発生や、少子化の影響を受けた学校数の減少を背景に、同じ学校に幅広い学力の生徒が同時在籍するようになりました。
文部科学省からも各生徒に合わせた学びを実現する「個別最適な学び」が求められている中で、他校がどのようにICTを活用し、生徒指導の可能性を広げているのか知りたいと思う先生が多かったと考えられます。

 

ーICTを活用した生徒の主体性育成

情報化やグローバル化が進むことで社会が求める人物像が大きく変化し、教育もそれに合わせて変化をしてきました。
2020年から施行されている学習指導要領に基づき、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」の3つが学習評価観点となりました。
「主体的に学習に取り組む態度」は、他の2つを身に付けるために粘り強い取り組みを行おうとし、取り組みの中で自らの学習を調整しようとしているかどうかを含めて評価すると文科省は定めています。
このような物事の取り組み姿勢を育むために、ICTを活用してどのように生徒へ働きかけを行い、学習への動機づけや学び続ける仕組みづくりを行うのか、他校の取り組みにヒントを求める先生が多くいらっしゃったためと考えられます。

 

▽参加いただいた先生からのコメント(一部抜粋)

・タイムリーで、最先端を行く取り組みで、大変参考になった。
・教員をどう巻き込むのかについてヒントをもらえた。
・生徒のモチベーションを向上させるために、ICTを使用し多角的に攻める取り組みは非常に参考になりました。
・他校の取組を知ることができ、同じ悩みを持ちながら実践されていて、大変参考になりました。

 

▽今後について

今後も弊社は、先生方へ全国の学校で行われている取り組みや知見をお届けし、先生とともに生徒の学びをサポートして参ります。

今回ご紹介したセミナー一覧は、こちらからご確認いただくことができます。

来週2月16日(木)16:00からは「1人1台端末の活用とその先にある教育効果の向上に向けて」が行われます。
セミナーへのお申し込みはこちらから可能です。