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2020年9月28日

Classiサービスの最新状況について(9月度)

Classiご利用の皆様へ

 平素より、Classiをご利用いただき、誠にありがとうございます。Classiでは、ご利用いただいている生徒・保護者の皆様に向けて、サービスの最新状況(稼働状況や改善内容など)を定期的に報告していきます。

<主な報告内容>
・サービスの稼働状況
・アクセスユーザー数とサービスの遅延状況
・主なシステム・セキュリティ改善内容

 引き続き、サービスの高負荷を引き起こした根本的な原因の解消とセキュリティ強化を全社一丸となって最優先で取り組み、安定かつ安全なサービスを提供していきます。

サービスの稼働状況(9月28日現在)

 9月28日(月)現在、サービスは安定しています。特に遅延や機能制限なども発生していません。

アクセスユーザー数とサービスの遅延状況(9月度)

 9月度のアクセスユーザー数は、7月の夏季休暇前の水準まで戻ってきており、引き続き非常に多くの方にご利用いただいています。
 使われ方の特徴として、コロナ禍であることからアンケート機能や校内グループなどが高頻度で利用されると共に、継続して高い水準で保護者の方の利用率も推移しています。
 システムの安定稼働において重要な指標となる処理遅延時間(レイテンシ)についても、引き続き遅延は見られず、日々のシステムのチューニングによってサービスの性能が改善し、安定しています。

主なシステム・セキュリティ改善内容(9月度) 

 現在、当社が着手しているサービスの高負荷を引き起こした根本的な原因の解消とセキュリティ強化について、その内容や進捗をご報告します。

■高負荷に対応できるインフラ環境への移行の着手[システム改善/セキュリティ改善]
 従来Classiでは、複数のインフラおよび技術を利用し、サービスを開発・提供してきました。そのため、機能の提供時期によりそれぞれ個別に最適な技術を取り入れることになり、サービス全体の整合性が取りにくい状態にありました。
 今回、サービス全体で最新の高性能なインフラ・技術に移行することで、サーバの増設による処理能力の向上(スケールアップ&スケールアウト)が容易となり、サービスの高負荷時にも備えることができます。

■Classiのログイン機能の改善[システム改善/セキュリティ改善]
 4月に発生した不正アクセスとそれに伴うパスワードリセット処理について、ご利用の皆様にご迷惑とご心配をおかけしました。
 これらを踏まえ、 現行のログイン機能・アカウント管理機能についてセキュリティの専門家を交えながら、今までよりも安全かつ便利に使っていただけるように改善プロジェクトを7月から開始しています。
 加えて、セキュリティを強化しながらも、利用者の方の利便性を担保するために、認証機能の改善について検討を続けています。その一環として、8月26日(水)〜28日(金)にサービスをご利用中の先生方に、Classiの新しい認証方式に関するアンケート調査を実施し、約1,000名の先生方からご回答いただきました。

 ここに、回答の一部をご報告します。

●「先生ご自身が、私有のパソコンやスマートフォン、私用のメールアドレスを使ってClassiにログインをすることをどう思いますか?」という設問では、約8割の先生方に好意的なお答えをいただきました。
●「生徒や保護者がClassiにログインするときに、IDとパスワード以外でログインができる機能が追加されるとしたら、どのような方法が良いと思いますか?」という設問には、メールアドレスやSMSなど新しい認証方式のご希望を多くの先生方からいただきました。


 引き続き、皆様からいただきましたご意見を参考にしながら、実際の機能について検討していきます。

■ファイル管理処理の再建[システム改善]  
 7月度の調査により、サービスのつながりづらい状況を引き起こす根本的な原因として、Classiのファイル管理処理が大きな要因の一つであることが判明しています。
 Classiのコンテンツボックス機能に限らず、アンケート機能などサービス全体でファイルのやりとりや参照を行うことで、システム全体へ影響を与える処理がデータベース上に発生し、安定稼働を阻害する要因となっています。
 現在この現象を解消するために、それぞれの機能が独立して処理を実行できるよう、依存がある機能の洗い出しと洗い出した機能の引き剥がしなどの改修を行っています。

 引き続き、具体的な性能改善とその改善結果についても継続的にお伝えしていきます。

以上


 今までのご報告の一覧はこちらから確認いただけます。