ニュース キービジュアル

2016年6月7日

神奈川県教育委員会と授業力向上に関する3年間の共同研究を開始

 

Classiが神奈川県教育委員会と授業力向上に関する3年間の共同研究を開始
ICTを活用した、授業力向上と授業改善を目指す

 株式会社ベネッセホールディングス(本社:岡山市北区)とソフトバンク株式会社(本社:東京都港区)の合弁会社Classi(クラッシー)株式会社(本社:東京都新宿区)は、神奈川県教育委員会(神奈川県横浜市/教育長:桐谷次郎)と、2019年度3月末までの約3年間、学習支援クラウドサービス「Classi」を利用した共同研究を開始することに合意しました。今回の合意により、神奈川県立高校の7校で「Classi」を学校の学習活動に活用し、授業力向上に寄与することを目指します。

 神奈川県教育委員会は、神奈川県立高校の組織的な授業改善を推進するため、「県立高校改革実施計画(Ⅰ期)」において、授業力向上の推進に係る指定校を指定し、県立高校改革を推進してきました。このたび、学校支援クラウドサービスを展開しているClassiと連携し、指定校の生徒に対する定点的な観察を行い、「Classi」の授業への活用方法や指導方法に対する検証を行うことになりました。

 学習支援クラウドサービスの「Classi」は、1万本以上の教材動画をはじめ、授業内での生徒の理解度向上に活用できる豊富な学習コンテンツや、生徒と先生とのコミュニケーション、保護者と先生をつなぐ機能を提供しており、学校の先生の指導をICTによって、より深化させるサポートをしています。

 今回の共同研究では、「Classi」導入校に対して、高校1年生全員にアカウントを付与し、授業内外でコンテンツを活用することで、学力向上や、授業改善の取り組みを支援します。「Classi」は、今春より進研模試など、ベネッセのテストと連動した「学習動画」やドリル問題を豊富に取りそろえており、生徒自らテストの復習や学び直しをすることができます。今後、生徒が高校2年生になった時点で、学習状況を測る「効果測定」を実施する予定ですが、「Classi」の導入により、生徒の学力の向上、学習時間の増加、先生の授業の効率化など、さまざまな効果の向上が期待されています。

 ベネッセグループは数十年におよぶ高校マーケットの実績があり、進研模試50年の歴史を持つベネッセ初等中等教育事業本部は高校の先生向けにICTを通じて支援する事業を、Classiでスタートしましたが、Classiは、今後もプラットフォームによる学校現場の先生方の指導を支援していきます。ベネッセグループ、ソフトバンクおよびClassiは、教育におけるICT活用の重要性と今後の一層の高まりを見据え、パートナー様とのアライアンスと最新テクノロジーを活用しながら、未来を生きる子どもたちによりよい学びを提供できるよう、新たな教材・サービスの開発に取り組んでいきます。

【県立高校改革実施計画(Ⅰ期) 授業力向上の推進に係る指定校】
 神奈川県立高校の組織的な授業改善を推進するため、授業力向上の推進に係る学校を指定。指定校では先進的で優れた指導方法や教材などを研究開発し、研究発表などを実施することで、その成果の普及を目指し、同時に、地域における先導的な役割を果たすことを目指しています。

【Classi導入校(7校)】
 神奈川県立港北高等学校(神奈川県横浜市/校長:布川勝也)
 神奈川県立松陽高等学校(神奈川県横浜市/校長:深川伸一)
 神奈川県立伊勢原高等学校(神奈川県伊勢原市/校長:市川範朗)
 神奈川県立麻溝台高等学校(神奈川県相模原市/校長:原田和明)
 神奈川県立生田高等学校(神奈川県川崎市/校長:高井俊行)
 神奈川県立秦野高等学校(神奈川県秦野市/校長:神戸秀巳)
 神奈川県立上鶴間高等学校(神奈川県相模原市/校長:宮地淳)

以上