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2023年10月25日

「先生とともに」を掲げるClassiが、先生方に民間企業の働き方や知見を共有する研修を実施

弊社は2023年6月から2023年8月にかけて、小学校・中学校・高等学校の先生方を対象とした「Classi先生研修」を計4回開催しましたので、結果を報告します。

 

▼Classi先生研修開催の背景

 Classiは「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」というミッションの実現を目指し、子どもの可能性を切り拓くために欠かせない存在である先生方と共に、学校で活用いただくITサービス=SchoolTech事業を提供してまいりました。

その際、先生方から「会議の進め方」や「業務効率化のためのITツールや仕組み」「中間管理職としてのマネジメント」「リスキリング」等についてご相談をいただく機会があり、弊社としては、まず昨今の「働き方改革」の流れの中で先生方の学校現場における課題感をお伺いしたいと考えました。加えて、民間企業である弊社内の取り組みを共有させていただくことで上記の課題解決に一部貢献できる可能性があるのではないかと検討し、情報・知見の交換を目的とした「Classi先生研修」を実施することになりました。

▼研修の概要

【目的】

⚪︎先生方にIT企業の職場と業務の進め方を体感していただく
⚪︎学校の働き方改革について知見や意見の交換を行う

 

【内訳】 

小学校の先生7名(校長先生1名含む)、中学校の先生1名、高等学校の先生18名(教頭・副校長先生15名含む)計26名に参加いただきました。

 

【日程】

第一回 2023年6月29日(木)〜30日(金)
第二回 2023年8月3日(木)
第三回 2023年8月7日(月)
第四回 2023年8月21日(月)

 

【主な研修内容】

⚪︎オフィス見学 
⚪︎Classiのミッション・ビジョン・バリュー
⚪︎人材マネジメント
⚪︎プロダクト改善ワークショップ
⚪︎ICTツールによる働き方の変容とリモートワーク
⚪︎外部連携の起点
⚪︎ミドルマネジメント育成とスタンス

 

▼先生が志向する民間企業との知見共有ポイント

Classiが参加者の先生方から発信された「民間企業の知見に触れてみたい点=学校現場での働き方に関する課題感や興味ポイント」は以下の3種類に大きく分類されました。

 

▼研修の効果

研修後には、上記項目に対し以下のような感想・FBが得られました。

  1. 情報・知識の取得 

⚪︎研修内容:オフィス見学、ICTツールによる働き方の変容とリモートワーク

⚪︎先生からの感想:

  • プロジェクトの動かし方等、参考になりました。
  • 可動式の椅子、机、集中できる個人のスペースなど、人数が少ない学級でならすぐに試せそうな部分もありました。
  • 立場的に会議で提案が多いので、会議のもちかたを工夫したり、会議に至るまでに何ができるかを考えて工夫していきたいと思いました。
  • 自分や職場全体の働き方の見直し、業務の簡略化ができるかなと思いました。

 

  1. マインドセット・育成について

⚪︎研修内容:Classiのミッション・ビジョン・バリュー、人材マネジメント、ミドルマネジメント育成とスタンス

⚪︎先生からの感想:

  • 常に長期目標を持った上で、そこに対して現在地からどのような行動をして行くべきなのか、という観点を常に忘れない、という点はとても共感できました。
  • 違いを受け入れるだけでなく、違いを愛して新しいものをみんなで創っていくという企業としての理念が素敵だなと思いました。
  • いわゆるIT企業のマネージャーレベルがどのような力を求めているかを直接お聞きすることができたから。特にnegative capability、振り返り力は生徒、教員に関わらず大事なことだと再確認した。丁寧な1on1、対話を通じて同僚のことを知ることの大切さを改めて実感した。時間的な限りはあるかとは思うが、夏休みに実施予定である私が管轄する委員会のメンバーへの面談の時間を持つことの根拠を得ることができたように感じる。

 

  1. 外部連携について

⚪︎研修内容:外部連携の起点

⚪︎先生からの感想:

  • 学校という閉鎖された世界で「こうあるべき」と思い込んでしまっていた部分があったことに気づくことができて、いろいろな考え方や見方が大切だとわかりました。
  • 越境学習について知り、仕事に対する考え方が変わりました。
  • 民間の事業企業の考え方に触れることができ、新しい知見を得ることができた。

 

総じては、今回実施した「Classi先生研修」は先生にとって新たな学びや気づきなどを提供できる場となり、学校業務に活かすことができそうだというFBをいただいています。

 

▼Classiプロダクト改善ワークショップ

 また、Classiは「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」というミッションの下に2025年までのビジョンとして「先生とともに、学びから学ぶ仕組みを作りワクワクする子どもを増やします」を掲げており、Classiプロダクトに対して先生方から知見をいただくワークショップも実施いたしました。 
 先生方にはチーム会議に実際ご参加いただいたり、ユーザインタビューへのご対応やプロダクトを試した上でのアドバイスをいただくなど、弊社が「先生とともに」プロダクトを作りあげていく機会ともなりました。

先生からプロダクトへのご意見をいただいている様子

▼参加した先生方からのコメント

⚪︎【関西学院高等部 西室 雅央 先生】
大きな課題感として、「社会で働くということを生徒に伝えたい」「 企業がどのように組織を運営しているのか知りたい」の2つがありました。 Classiのみなさんと研修を行う中で、マネージャーの方がどのように仕事を進めているのかを学ぶことができ、生徒へ伝えたいことも持ち帰ることができました。

⚪︎【船橋市立金杉台小学校  鈴木 新太郎 先生】
子供の可能性は無限というミッションにとても共感できます。本当にその通りで、教師はそれを有限にもできてしまう怖い職業だと思っています。また、 Classiは信念がしっかりしている熱意のある会社だと感じました。哲学がちゃんとあるなと思います。

⚪︎【千葉県立九十九里高等学校 中田 栄治 教頭先生】
働き方改革が昨今テーマになっていますが、内部では出尽くしている面があり、管理職の働き方改革を中心とし、外部の知見を取り入れたいと考えていました。実際にオフィスを訪れて雰囲気から体感できましたし、直接Classiの管理職の方の講話をいただけたことで、参加者もヒントを得られたと思います。このような研修に、我々教員が今後も参加し学べる機会をいただけるよう、ぜひ他の場でも実施していただきたいです。先生方が変わると子供たちも変化すると考えています。

 

今後ともClassiは学校や教育委員会と連携しながら、「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」を目指し、学校の働き方の課題を先生とともに考える機会の提供に努めてまいります。

こうした取り組みにご興味のある学校、教育委員会、自治体、その他団体の方は  pr@classi.jp  までお問い合わせください。