ニュース キービジュアル

2023年3月23日

APECプロジェクト「Digital Innovation and Educational Opportunities」において、オンライン教育を促進するベスト・ソリューションの候補として選出されました。

弊社が提供する教育プラットフォーム「Classi」が、APEC*域内の教育の質の向上を目指すプロジェクト「Digital Innovation and Educational Opportunities」(「デジタル・イノベーションと教育機会」)にて、「innovative solutions created to foster online (or technology based) education (e.g. apps) in different economies (APEC域内の異なる国・地域においてアプリ等のオンライン教育を促進するために開発された革新的なソリューション)」の最良候補として選出されました。

*APECとは
APECは、Asia Pacific Economic Cooperation(アジア太平洋経済協力)の略で、太平洋を取り囲む21の国と地域が、貿易・投資や経済・技術協力の関連活動を通し、地域の持続可能な成長と繁栄を叶えることを目的として参加しています。各分野で委員会や作業部会に分かれて活動を行い、毎年行われる首脳会議と閣僚会議には、総理大臣や外務大臣、経済産業大臣などが参加しています。
参考:APEC(経済産業省HP)

 

 

 

APECが行う「Digital Innovation and Educational Opportunities(デジタルイノベーションと教育機会)」プロジェクトで、アジア太平洋地域からClassiを含む12のアプリケーションが、オンライン教育を進めるベスト・ソリューションの候補として選出されました。本プロジェクトは、これらのソリューション(アプリケーション)を国や地域を越えて共有し、APEC域内の教育の質を向上させることを目的としています。

今後、候補として選出された当社のアプリを含む12のアプリケーションから5つのアプリケーションがベスト・ソリューションとして選出され、本プロジェクトのウェビナーにおいてアプリケーションの内容等が発表されます。

 

APECプロジェクト概要

・プロジェクト名:「Digital Innovation and Educational Opportunities」
・所管会合:PPSTI(科学技術イノベーション政策パートナーシップ)*1
・提案国:チリ共和国
・共同提案国・地域:オーストラリア、カナダ、韓国、中国など13の国・地域
・目的:コロナ禍において、デジタル接続環境の有無が子どもたちが享受する教育の質に著しい影響を与えることが明確になったことに鑑み、APEC参加する国・地域からオンライン教育を推進する革新的なソリューションを特定、分析の上発信することで、教育の質を向上させる方法を導き出すことを目的としています。

・方法:最良のソリューションとして選出されたアプリケーションは、APEC参加国・地域全体に共有され、各国・地域における活用方法が検討されます。また、APEC内における教育政策上の様々な課題に関する調査・研究や交流・教育プロジェクトを行うThe Human Resources Development Working Group (HRDWG)」(人材開発作業部会)の代表者が集うセミナーで紹介される他、HRDWGを通じた普及も目指される予定です。
APEC地域では、インターネット利用が男性よりも女性の方が少なく、ソフトウェア・アプリケーションの女性開発者も少ないとOECD*2の調査で発表されていることから、本プロジェクトでは、女性によって生み出されたソリューションを特定することにも優先的に取り組んでいきます。

 

*1 PPSTIとは
Policy Partnership on Science, Technology and Innovation(科学技術イノベーション政策パートナーシップ)の略で、APEC 参加国・地域間の科学技術協力の発展と効果的な科学技術、イノベーション政策のサポート・提言を行うことを使命としています。

*2 OECDとは
Organisation for Economic Co-operation and Development(経済協力開発機構)の略で、先進国間の自由な意見交換・情報交換を通じて、経済成長と貿易自由化、途上国支援に貢献することを目的に38カ国が加盟しています。

 

▽教育プラットフォーム「Classi」とは

Classiは、中高一貫校・高等学校を中心に、学校全体がつながる教育ICTサービスとして様々な場面で活用されています。
サービス内容は、生徒のラーニングサイクル・先生のコーチングサイクル・コミュニケーションの大きく3つのカテゴリーに分けられます。

①生徒のラーニングサイクル
「学習」に焦点をあて、生徒個人にあった学びを実現し、自ら学ぶ生徒の育成をサポートします。

②先生のコーチングサイクル
生徒に関する様々な情報を偏りなく収集することで、先生から生徒への日々の声がけなどに活用されています。

③コミュニケーション
先生と生徒、保護者間のスムーズなコミュニケーションをサポートします。

 

▽今後

弊社は、今後もこのような国を越えたプロジェクトへの協力を行い、様々な形で「子どもの無限の可能性を解き放ち、学びの形を進化させる」ことに努めて参ります。