ニュース キービジュアル

2023年7月14日

たらぎ財団が、Classiを活用してAIによる個別最適な学び提供PJを無償で実施

2023年8月1日から4日まで熊本県球磨郡多良木町100%出資による一般財団法人たらぎまちづくり推進機構(代表理事:明石照久、以下たらぎ財団)と協働で、「中高生学び応援プロジェクト」を実施します。

具体的には、AIによって生徒一人一人の学力・習熟度に合わせた個別最適な学習体験が可能なClassiの「学習トレーニング」機能を地域の生徒に提供し、「勉強」に対する向き合い方の変化と学力向上のきっかけ作りを目指します。

また、同時にICTを活用した先生の働き方改革についてのセミナーも開催いたします。

 

<1. 中高生学び応援プロジェクト概要>

期間:8/1(火)~8/4(金)4日間 *午前/午後の二部制です

対象:人吉球磨地方在住の中学・高校生 *事前申込制

人数:午前・午後15名ずつ

費用:無料 *参加賞あり

 

<2. 先生セミナー>

期間:8/3(木)

対象:人吉球磨地方を中心とした学校に勤務されている先生

内容:ICTツールと学校外パートナーを活用した働き方改革の入門講座

費用:無料 

 

<一般財団法人たらぎまちづくり推進機構(たらぎ財団)について>

たらぎ財団は、持続可能なまちづくりを実現するために多良木町100%出資のもと、2020年10月に設立されました。人材育成や地域資源のリブランディング、たらぎファンの創出などを目的に様々な企業や大学と連携して事業を展開しています。

今回、Classi社と連携し多良木町や人吉球磨地域でクリエイティブな教育の提供をすることで、地域の子どもたちがより良い未来を想像して行けるようにしていきたいと思っております。

コワーキングスペース「T_Lab.」は、新しいワークスタイルが体感できる場所で、和やかな雰囲気で仕事をしたい方や事業のステップアップを目指している方、企業やフリーランスの方々が交流し、イノベーションを起こしていくことを目的としています。

 

▼多良木町長 吉瀬浩一郎よりコメント

私たちが思い描いていることは、町の10年後、20年後を見透しながら、町の未来を思考し、困難に立ち向かっていく人たち、新しいことに挑戦する人たちをバックアップしていけるような町を共に作っていきたいということです。そのために「たらぎ財団」という法人を設立しました。多良木町では、熊本大学や熊本県立大学と包括的連携協定を結び、内閣府からの地方創生人材支援制度による大学からの先生方の招聘を行い政策を深化させています。これからの地方にとっては、都市と共生する社会の実現が不可欠であると思います。現在、多良木町を含む全国の自治体が行っている地方創生にとっては、私たちが居住しているこの地域の人口や経済の限られた資源を「狭い地域で互いに奪い合う」といった狭義な意味での「地域間競争」ではなく、都市と地域又は地域と地域の連携と協力によって、新らたな価値をともに作っていく「地域間共創」が重要であると思います。これからは、この地域の「人材」「文化」などの資源を総動員し活用するなかで、外部との「交流」と「関係」に新しい活路をみいだしていくことが大切になってきます。そのような意味で今回のClassiさんの活動には大いに期待しています。

 

<教育プラットフォーム「Classi」について>

Classiは、高等学校および中高一貫校で利用できるICTプラットフォームです。学習機能やコミュニケーション機能を搭載し、2022年度末の時点で累計2,300校・210万人以上の生徒に活用いただいています。

 

▼Classi代表取締役社長 加藤理啓よりコメント

私たちClassiは「先生とともに、学びから学ぶ仕組みを創り、ワクワクする子どもを増やす」というビジョンを掲げAIなどのテクノロジーを活用しながら学校での学びを支援してまいりました。この度、多良木町の皆様にご縁をいただき、これからの多良木町を支え、変えていく若い生徒の皆さんとその生徒を支える先生方とご一緒できることを大変嬉しく思います。

生徒の皆さん一人ひとりに寄り添いながら学ぶという体験を通じて、自分らしく将来の可能性を広げていくきっかけになり、さらに多良木町の可能性も広げていくようなワクワクする4日間になることを願っています。

 

<Classiの学習トレーニング機能について>

今回は、2023年6月にリリースされたClassiのAI搭載型学習システム「学習トレーニング」のうち、「課題配信機能」を活用した学習体験を提供いたします。

本機能では、Classiがテストや演習をまず配信し、プロジェクト参加の生徒の回答状況を基に、AIが一人ひとりに合わせたおすすめ問題を順次提示していくことで、生徒は自分の理解レベルに応じた復習や補修を行うことが可能です。

「課題配信機能」に搭載しているテストは、履修内容をフォローする単元粒度と分量になっており、AIのサポートによる個別最適な学習体験によって、生徒は自信を持って次の単元に進むことが可能となります。